【使用教科書】東京書籍
地域防災拠点
◯◯小学校
クリーン大作戦!
教師によるテーマの設定
題材を貫くテーマ
これまでの家庭科の学習を生かし、学校でよく使用する場所の片付け(整理整頓、掃除)について、日々の生活を思い起こし、誰もがより使いやすくなるために課題を見出し、様々な解決方法を考え計画的に取り組むと共に、実践結果をまとめ、振り返る。
基礎となる学習
- 私の生活、大発見!
- 物を生かして住みやすく
- 持続可能な社会へ 物やお金の使い方
学校は地域の防災拠点?!
- 学校で地域防災訓練が行われることや、学校は地域の防災拠点となることを知る(家庭科時間外)
- 校内の色々な場所を観察する
- 片付け(クリーン大作戦)の必要性を確認し、課題を見つける
ポイント
- ・地域防災訓練の時期に合わせて行い、学校は自分たちだけのものではなく、災害時は地域の誰もが利用する場であることを改めて意識する
- ・地域の色々な人々の気持ちになって校内の教室や場所を観察して、具体的な課題を見つける

地域防災拠点クリーン計画
- グループごとに担当する場所を決め、クリーン計画を立てる
- グループで立てたクリーン計画を発表し、友達から意見や感想をもらい、見直したり工夫したりする
ポイント
- ・場所だけでなく見つけた汚れや乱れを具体的に挙げることで、課題を明確にする
- ・環境に配慮し、古新聞や重曹、クエン酸、使い古した歯ブラシなどの活用についても確認する
児童の実践例
昇降口の砂ぼこり、靴箱のさび汚れ、家庭科室にあるガスコンロの油汚れ、教室や廊下の床についた汚れ、体育倉庫にある用具の整頓等に着目し、その解決方法を調べて計画しました。また、防災備蓄庫の整理整頓をしたいという声もありましたが、地域の方が管理しているため児童が配置を変えることは難しいことから、備蓄庫のどこに何があるかを調べてまとめることを課題にしました。
実践、まとめ
- 計画に沿って、実践する
- 実践したことの中で、計画通りにできたこと、できなかったこと、その場で考えて工夫したことなどを、分かりやすく実践レポートにまとめる
ポイント
- ・実践をする時間と、レポートにまとめる時間の配分や分担はグループごとに設定する
- ・全員が活動するが、もう少し調べたいことがあったり、途中で調べたいことが見つかったりするなどの理由で、教室に残って活動する子がいることも認める。このようにすることで、時間や活動内容、まとめ方についても、各グループや個人が計画的・主体的・探究的に取り組むことができるようにする

家庭科室にあるガスコンロの油汚れに取り組む児童の様子

教室に残って調べ学習を続ける児童の様子

使い古した歯ブラシを使って掃除をする児童の様子


古新聞やクエン酸を使って掃除をする児童の様子
地域防災拠点クリーン計画実践発表会
- グループの実践を発表する
- 発表した内容について、その良さや課題、友達の発表の良さや課題について、意見交流する
- 友達の意見等を参考にして、自分のグループの実践を評価し、よさや改善点を考える
児童の実践例
本実践では、靴箱にあったサビ汚れが思った以上にきれいになったことについて動画を交えて紹介したり、水アカには酸性のもので中和すると落ちると知ってお酢を使って実践したが、お酢のにおいが強くなってしまったことを反省点として話したり、自宅にあった掃除器具(ブラシ)や軍手を使った掃除の方法を示したりする様子が見られました。

発表のために児童がまとめたスライド
発表後は、「自分の家でもやってみたい」「防災備蓄庫のように、みんなが突然使う場合がある場所は、どこに何があるか表示があると分かりやすい。」「外国の方も住んでいるからみんなが読めるように、ふりがな付きの地図にした方が良い。」「これからは使い終わった歯ブラシは、捨てないようにしよう。」等、感想やアドバイス、今後やってみたいことについて意見交流をしました。
築地 晶子先生
横浜市の公立小学校、横浜国立大学附属小学校での勤務を経て、現在は、お茶の水女子大学附属小学校に在籍。
